「せっかくLINE登録してくれたのに、すぐブロックされてしまった……」そんな経験、ありませんか?
せっかく集客のためにチラシを用意したり、インスタやGoogleマップで地道にLINE誘導をしても、数日でブロックされてしまえば、その努力が無駄になってしまいます。
多くの店舗オーナーが、「もしかして配信しないほうがいいのかな?」不安になり、LINEの運用自体を止めてしまったり、配信を控えてしまったりすることもあります。
でも、実はそれとてももったいないことです。
LINEでブロックされる理由の多くは、配信内容にちょっとした「ズレ」があるだけ。少し配信の設計を見直すだけで、ブロック率はグッと下げられ、信頼関係を築く“お店のファン”を増やしていくことができます。
ブロックされるのは「普通のこと」。でも、初回ブロックは防ごう
まず前提として、「ブロックされることは」ある意味、当たり前のことです。なぜなら、全員があなたのお店のファンというわけではないからです。
業種にもよりますが、ブロック率の平均は2~3割。1割程度であれば、ほとんど気にしなくてもOKとされています。とはいえ、最初の配信でブロックされてしまう場合は要注意です。それは、本来なら関係性を築けたかもしれない「もったいないブロック」かもしれません。
その原因の多くは、以下のような「ありがちな配信ミス」にあります。
実はよくある!ブロックされやすいNG配信5選
ここからは、特に注意したいNGメッセージを5つご紹介します。
1. 登録直後に長文の自己紹介
LINE登録直後に、
「うちはこんなお店で…」「こんな想いがあって…」と、いきなり長文の自己紹介を送っていませんか?
初対面でいきなり自分語りをされたら、誰でもちょっと引いてしまうもの。お客様も同じです。
登録したてのお客さまは、まだあなたや、あなたのお店に興味を持っているとは限りません。営業っぽく感じられて、読まれる前にブロックされることも。まずは一言、「LINEにお友だち追加していただき、ありがとうございます!」のような軽やかな挨拶+短いメッセージから始めるのが効果的です。
2. セール・キャンペーン情報ばかり
セールやキャンペーンの告知ばかりしていると、「また割引か……またキャンペーンか」「いつもおなじ配信……」
こう思われてしますと、「売り込んでくるアカウント」という印象が定着してしまいます。

キャンペーンは大切だけど、割合は7:3(情報:販促)くらいのバランスが理想ですよー
日常の小さな気づきや、スタッフのひとことなど、“人の温度”が感じられる内容を混ぜてみましょう。
3. 毎日(頻度が多い) or 不定期な配信
毎日のように通知が来たり、逆に忘れた頃に突然届くような配信は、警戒されがちです。「こっちは登録しただけなのに……やたらメッセージがくるなぁ」という印象を持たれてしまうと。即ブロックにつながります。
配信のペースは、週1 or 月1〜2回程度が目安。予測できるタイミングで配信すると、安心感が生まれます。
4. 売り込み感の強い or 単調なタイトル
NG例:
「今だけお得!限定キャンペーン!」
「今週の特別なご案内です!!」
こうしたタイトルは開封されにくく、「また売り込み化?」とスルーされてしまいまうことも。
OK例:
「気温差で体調くずしてないですか?」
「今週、まだ空きあります◎」
友だちに送るような優しいトーンで、親しみを感じられるタイトルをつけると、開封率がグッと上がるようになります。
5. 誤配信や名前の呼び間違い
自動差し込みで名前を間違えたり、他の人向けのメッセージを送ってしまったりすると、一気に信頼が下がってしまいます。
必ず配信前には、必ずプレビュー&テスト送信を。基本ですが、最も大事なチェックポイントです。
まとめ|「また読みたくなるLINE配信」へ
LINE配信で最も大切なのは、売ることよりも、関係性を築くこと。大切なお客様とのつながりを深めるコミュニケーションツールとして活用する意識が大事です。
そして、今回ご紹介したようなNG例は、どれも“少し意識すればすぐに改善できる”ポイントばかりです。
今、あなたがスマホを開けばすぐに実践できることもあります。LINEは、ただの販促ツールではなく、“お客様と関係を築く場所”です。
売り込みではなく「あなたを気にかけていますよ」「あなたのことを覚えていますよ」という温かさを込めて配信すれば、読まれるLINEに変わっていきます。
今日から、あなたのお店のLINEが「ブロックされない」どころか、「毎回読むのが楽しみ!」と思われる存在になるためにも、少し配信スタイルを見直しながら、あなたのお店のLINEを「また読みたい!」と思われるメッセージに変えていきましょう。